チラシ制作《超簡単-Photoshopレイヤーマスクを使った合成写真》
静岡県静岡市を中心に店舗や企業のチラシ制作やポスター制作をお手伝いさせていただいていますが、チラシ制作では様々な場面では何枚かの写真を組み合わせて合成写真を作ることがあります。
そんな時に便利な合成写真の作り方〈超簡単- Photoshopレイヤーマスクを使った合成写真〉について解説します。
《レイヤーマスクを使った合成写真》
レイヤーマスクやグラデーションを使いながら
超簡単に合成写真を作っていきます。
背景になじませながらグラデーションを使い
ソフトに合成していきます。
すごく簡単で色々な場面で応用が効くので
基本的な使い方を覚えておくと便利です。
今回はこの下記のような合成写真を作っていきたいと思います。
この画像は以前お話しさせていただいた
《レイヤーマスクの基本的な使い方》編で使った
〈入り口〉レイヤーと〈海〉レイヤーの上に
〈馬〉レイヤーをグラデーションをかけ追加したものになります。
前回もお話しさせていただきましたが
レイヤーマスクはレイヤーに付加されるもので、
主に画像の1部分を隠したり
または1部分を見せたりする領域を調整する為に
使用します。
こちらの上記の画像の赤枠で囲った
〈入り口〉レイヤーの右側にあるレイヤーマスクサムネールで
レイヤーマスクは管理されています。
Macではoptionキー
Windowsではalt.キーを押しながら
レイヤーマスクサムネールをクリックすると
レイヤーマスクがどうのような状態なのかを確認できる
画面に切り替わります。
黒い部分はレイヤーの画像を透過している為
下レイヤーにある海の画像が
この部分だけ見えているという仕組みになっています。
ここでは白と黒だけで表示されていますが、
レイヤーマスクではグレースケールという
グレーの濃淡で表現することができます。
ここでこの画像にもう一つの〈馬〉の画像を追加して
透明度を追加しながら合成してみます。
〈馬〉の画像をレイヤーパネルに追加します。
画像をドラッグアンドドロップなどでPhotoshopに入れると
中央に貼り付けられます。
移動ツールに切り替え画像を大きさを調整し
好きな位置に移動します。
ここでShiftキーを押しながら上下に移動すると左右にずれることなく
移動することができます。
今入れた〈馬〉の画像にレイヤーマスクを追加します。
〈馬〉レイヤーが選択されていることを確認し
レイヤーパネルの下記にある
〈レイヤーマスクを追加〉をクリックします。
または上記〈レイヤー〉メニューから〈レイヤーマスク〉→
〈全ての領域を表示〉を選びます。
このように選択範囲がなくても
レイヤーマスクを追加することができますが
追加されたばかりのレイヤーマスクは真っ白のため
見た目の変化はまだありません。
ここにグラデーションツールを使って
〈馬〉の画像を背景の〈入り口〉〈海〉の画像に
徐々になじませて効果を加えていきます。
〈馬〉レイヤーの右の先ほど追加したレイヤーマスクが
選択されていることを確認し、
〈描画色と背景色を初期設定に戻す〉
(上記画像①)をクリックします。
次に〈描画色と背景色を入れ替え〉
(上記画像②)をクリックすると
描画色が黒、背景色が白に入れ替わります。
続いて上記画像の③の〈グラデーションツール〉を
選択します。
オプションバーに表示されたグラデーションのところの右側にある
〈クリックでグラデーションピッカーを開く〉(赤枠)をクリックします。
クリックすると一覧が表示され左上にある
〈描画色から背景色へ〉をダブルクリックします。
黄色の枠で囲った中にグラデーションの種類が
5種類あります。
・線形グラデーション
・円形グラデーション
・円錐形グラデーション
・反射形グラデーション
・菱形グラデーション
今回は線形グラデーションを選択します。
すると十字のカーソルが表示されますので
〈馬〉画像の上部から下に向かってドラッグすると
馬の画像がソフトになりました。
この時のレイヤーマスクには
上部が黒から下部に向かって白にグラデーションが
かかっている状態です。
黒部分が完全に透過し、グレー部分は半透明、
白部分は不透明というように
グレースケールの濃淡によって表示させる領域と不透明度を
調整しています。
グラデーションに限らず
ブラシツールを使ってレイヤーマスクを
細かく調整することもできます。
《ブラシツールを使った方法》
〈ブラシツール〉を選択し、
オプションバーから〈ソフト円ブラシ〉を
ブラシの直径を大きめに設定します。
描画色が黒の状態で画像の上でドラッグしながら
マスクを黒く塗ることによって
透過する領域を広げていきます。
〈描画色と背景色を入れ替え〉をクリックすると
描画色が白くなり、
この状態でドラッグをすると
透過していた部分を解除して
元の画像が現れてきます。
このように白・黒・グレーの描画色とブラシによって
細かくマスクを調整します。
なお、レイヤーマスクも含めて保存をするには
〈ファイル〉メニューから〈別名で保存〉を選んで
フォーマットはPhotoshopのpsd形式かTIFF形式を選び、
その下の〈レイヤー〉にチェックを入れて
〈保存〉をしましょう。
《まとめ》
《レイヤーマスクを使った合成写真》編は
今解説した簡単なやり方よりも、
現代では、一瞬でカンタンにアプリでできてしまうものではありますが、
Photoshopを使って加工することにより
細かくアプリより完成度が高いものができるので
是非アプリに負けないものをPhotoshopで作ってみましょう。
チラシ制作やポスター制作の事で気になる方・ご依頼はお気軽にお問い合わせください。