
撮影時の映像制作テクニックはさまざまなものがあります。
全てのテクを会得することは、よほどののプロカメラマン出ない限り不可能ですが、初心者でもできるものも多く存在します。
テクニックを少しでも盗んでハイセンスな映像を作っていきましょう。
カメラワークを覚えていきましょう
カメラの基本的な動かし方、カメラワークは撮影の基本の「キ」ですよね。
主なカメラワークとしては、
- 固定させて撮影する方法
- レンズを動かして撮影する方法
- カメラ自体を前後左右に動かして撮影する方法
- 移動しながら撮影する方法
の4つの方法について詳しく見ていきましょう。
固定させて撮影する方法

カメラを三脚に載せるなど固定して撮影する方法を「フィックス」と言われています。
撮影における基本的な撮影方法がフィックスで、最も大切なことは静止画の撮影と同様で、アングルチェックと構図をしっかり決めることです。
また、当たり前のことかもしれませんが、固定して撮影するフィックスの場合は、カメラが揺れる、動くことがないようしっかり固定をしましょう。
レンズを動かして撮影する方法
カメラは動からず、レンズを動かして撮影する方法もあります。
有名なレンズを動かす手法は「ズームイン」「ズームアウト」ですね。
広い画からアップにすることをズームイン、アップの画からレンズを動かすことをズームアウトといいます。
「ズームイン」「ズームアウト」の画を考えれば分かりやすいのですが、レンズを動かして撮影する手法は、一時的でも画に変化を与えることができるので、インパクトのある画を撮影可能です。
強調したいときや、注目をして欲しい場所にクローズアップする際などに便利です。
カメラ自体を前後左右に動かして撮影する方法
カメラ自体を前後左右に動かして撮影する方法は「パン」といいます。
例えば広大な海をドーンと撮影したい場合、サッカーなどのスタジアムの全体を撮影する場合などは「バン」が有効的です。
よくアニメなどでも使われる手法ですが、人が横に動いて、時間の経過を暗に示すような場合にも便利な撮影方法です。
また、カメラ自体を前後上下に動かして撮影する方法は「ティルト」といいます。
木や竹など縦長のものや、人やモノの頭からつま先まで見せたい時など縦にカメラを動かすことで、長さを示すことができ、有効的です。

移動しながら撮影する方法
移動する被写体に合わせてカメラごと移動しながら撮影する方法もあります。
よく陸上競技の選手の横をともに動くカメラが有名、(古い話ですが、カール君の撮影で使われていましたね。)
動く被写体に合わせて移動しながら撮影する方法を「トラック」、被写体にカメラがよりながら撮影する方法を「ドリーイン」と言います。
これらの撮影には、ぶれないようカメラは固定しつつ移動できるようにする専用のレーンのような特殊撮影機材が必要になります。
自らが動いての撮影ではなかなか難しいですね。