
最近は、スマホでもポートレート撮影ができる端末も増えているなど、一眼レフカメラ顔負けのカメラレンズを搭載したものもあり、誰もが簡単に動画などを撮影して、SNSなどにアップすることが日常となっています。
これだけ、動画が当たり前の世界になってくると、やはり一般人でも目が肥えてきて、画質が悪いものは無論、画角が光の当て方がなど細かいところまで目が届くようになっており、綺麗な動画でないと見向きもされないと言っても過言ではありません。
そこで、ここでは、「ちょっとした工夫で劇的に撮影が上手くなるコツ」についてお送りしていきます。

動画撮影中に動かない
写真ではなく動画なのだから、自分も動いて臨場感のある映像にしていきたい…と動画撮影中に動いてしまいたくなりがちですが、特に初心者のうちは絶対に動いて撮影しないほうが良いでしょう。
例えば、歩きながらの撮影です。
歩きながらレポート!なんて雰囲気を出そうとする人もいるでしょうが、もちろんながらカメラがブレます。見ていて、酔ってしまいそうな動画を誰が見るでしょうか?静止画同様、動かず撮影をするようにしましょう。
ズーム撮影
よくプロの撮影も場合、上手くズームイン、ズームアウトをして凝った画角になりますが、これを真似しようとしてズームをするのはおすすめできません。
スマホなどでもワンタッチでズームが可能なので、ついやりがちですが、ズームをすると画像を無理やり大きくするわけなので、画質が荒れてしまいます。
ズームをすればするほど、揺れが起き、大きなブレになってしまいますので、自分が寄っていくほうが綺麗に撮影ができます。
バンをする
右から左、そして左から右とカメラを振って撮影する技法を「バン」と言います。
よくバラエティ番組などでも全体を見渡すときなどに多用して見かけますよね。
この「バン」という技法は、かなりハイレベルな技なため、素人が真似しようとすると、必ずと言ってよいほど失敗します。
例えば、360度ぐるっと回ってみたり、左から右にいき、そしてすぐ左に戻るなど凝った撮影にしようとすると、逆に目が回ってしまうようないかにも素人が撮影しましたというような動画になってしまいますよ。

ワンカットは長めに
ワンカットは短く区切るのではなく、長めにするようにしましょう。基本のワンカット時間は10秒です。
綺麗な動画が撮れていても、数秒でカットされてしまっていると、拍子抜けしてしまいますし、記憶に残りません。
アップ(完成)をする前に、長すぎる場合はカットして編集すれば良いのですから、撮影時は10秒以上、長めにワンカットを撮影しましょう。