
動画撮影なんてカメラのシャッターボタン、スマホの撮影ボタンを押すだけでしょなんて思っていたら大やけどをしますよ。
静止画以上に動画は質が如実に出てしまい、下手な動画はYouTubeなどでも誰も見てはくれません。
そのため、動画・映像制作で最低限覚えておきたい基礎用語を説明していきたいと思います。

ズームイン/ズームアウト
カメラワークの手法で、ズームインが引いた画から、被写体にズームしていく撮影方法、被写体に視線を誘導させたいときに使う手法です。
対してズームアウトは、最初は被写体に寄って撮影し、だんだん引いていく撮影方法。撮影している被写体の状況・環境を説明したい際に使用する手法となっています。
バン
カメラワークの手法で、カメラを横移動させながら撮る撮影方法。よくテレビクルーがドラマ撮影などで使用しますね。
ドリー
カメラワークの手法で、カメラ自体が被写体に近づいたり離れたりする撮影方法で、ズームして撮影するよりも立体感を強調することができる手法のことです。

ホワイトバランス
撮影環境での光の色の影響を補正して、人間の目に写る白を白く写すための機能のこと。
ホワイトバランスには4タイプの設定方法があり、カメラが自動的に画面に映っている色を平均化「オートホワイトバランス」、自分でカメラの色に基準となる「白」と指定することで、ホワイトバランスの精度を高めることができる「プッシュホワイトバランス」、カメラ内(もしくはスマホ内)で既に設定されている「屋内モード」「晴天用」などのモードを使用して撮影する「プリセットホワイトバランス」、主導で設定をして、細かく指定することができるので、自分のイメージにあった色味に調整する「マニュアルホワイトバランス」があります。
初心者のうちは、色の偏りが少ない画を撮影する場合に有効な設定を自動的にセットしてくれる「オートホワイトバランス」は使用できるようにしましょう。
露出
露出とは、写真を撮るときに取り込まれる光の量のこと。露出は、シャッタースピード、F値、ISOの3つを設定することで調整できます。
動画の規格サイズ
YouTubeなど動画配信サービスによって動画の規格サイズが異なります。
サイズが合わなく撮影してしまうと、小さすぎるなどして見づらくなるため撮影時から適した規格サイズの設定が必要です。
ちなみにYouTubeでは、
- 2160p: 3840×2160
- 1440p: 2560×1440
- 1080p: 1920×1080
- 720p: 1280×720
- 480p: 854×480
- 360p: 640×360
- 240p: 426×240
の7サイズあります。4K撮影では2160p: 3840×2160、フルHDでは1080p: 1920×1080が推奨されています。