静岡県と福岡県を中心に店舗のCM映像制作や企業VPの制作を行っていますが、その中でも現場で音声のノイズが多々入ることがあり、より綺麗な映像に仕上げるためにノイズ除去をする必要があります。
今回は、PremiereProで映像編集している時に
音声に入っているノイズを除去する方法を
紹介していきたいと思います。
映像編集していると音声の中に
エアコンや換気扇等の「サー、ザー」といったノイズが
気になってくる。
そのノイズを綺麗に除去できて
クリアな音質にできる方法があるので
是非、やってもらいたいところだ。
映像編集するための新規プロジェクト、
新規シーケンスの設定は別の記事で書いてますので
参考までにご覧下さい。
PremiereProからノイズ除去編集方法へ
早速、PremiereProで映像編集中からの
ノイズ処理の編集方法を説明していきたいと思います。
PremiereProに映像データを挿入したら
タイムラインパネルのクリップを右クリックします。
その中にある「Adobe Auditionでクリップを編集」
を選択します。
すると自動でレンダリングして
Adobe Auditionが立ち上がります。
ノイズ編集おすすめエフェクト
Auditionが立ち上がったら
ノイズ処理をする前に
自動で音質等を処理してくれる
エフェクトを紹介します。
画面上部のタブの「ウィンドウ」を選択します。
ウィンドウの中の診断を選択します。
診断の中に効果で「DeClicker」と「DeClipper」
がありますので、
まず、DeClickerを選択して
スキャンをクリックして下さい。
すると自動でスキャンして修復箇所を
表示してくれます。
ボタンで「すべてを修復」とありますので
そちらをクリックして下さい。
自動で修復してくれました。
次にもう一つDeClipperを選択して
同じようにスキャンして「すべてを修復」を選択して下さい。
こちらも自動で修復してくれました。
この2つのエフェクト
■DeClicker
■DeClipper
一体何のエフェクトなのか?
DeClicker エフェクトでは、
ワイヤレスマイク、ビニール盤レコード、
その他のソースからクリックノイズや
ポップノイズを検出して削除します。
DeClipper エフェクトは、
新しいオーディオデータを使用して
クリッピングされた部分を補正することによって、
クリッピングされた波形を修復できます。
簡単に内容を説明致しましたが
もっと詳しく知りたい方は以下をご覧下さい。
→オーディオの診断と修復、削除、マーク付け
Adobe Audition ノイズ編集方法
では、ここからノイズ処理の説明を
していきます。
Auditionの「エディターパネル」を選択して
エディターパネル内でマウスのスクロールを使って拡大します。
他にも、
■ズームナビゲーター
■タイムラインルーラ
のエディターパネルでのズーム方法がります。
それぞれ、カーソルをもっていき
右クリックしたままドラッグします。
マウスのカーソル(ポインタ)が虫眼鏡の形になったら
変更することができます。
あとは、エディターパネルの右下に
虫眼鏡で「ズームインボタン」と
「ズームアウトボタン」がありますので
そこからも調整することができます。
もっと詳しく知りたい方は
コチラを参考にして下さい。
→オーディオの表示、ズームおよび操作
エディターパネルをズームしましたら
マウスの左クリックで音声が入っていない箇所の
一部分をドラッグして選択します。
選択したら、右クリックして
「ノイズをチャプチャ」を選択します。
OKをクリックして下さい。
これでノイズをキャプチャすることができました。
次に、キャプチャしたノイズを元に
全体の除去していきます。
まず、エディターパネル内で右クリックして
「すべてを選択」をクリックします。
するとエディターパネル全体を選択することができます。
また、ショートカットキーを使うと便利ですので
覚えておくことをオススメいたします。
Macはcommand+A
WindowsはCtrl + A
↑こちらで全選択をすることができます。
すべてを選択したら、
タブ→エフェクト→ノイズリダクション/リストア
→ノイズリダクション(プロセス)
の順番で選択して下さい。
ここでは主に、
「ノイズリダクション」と「削減値」の数値を
調整していきます。
ノイズリダクションの数値は、
最初にキャプチャした物を全体的に
どのぐらいの割合でノイズ除去するかを決める物です。
基本的には、70%〜100%を目安に調整していって下さい。
次に削減値ですが、
dB値が大きくなるほど、
ノイズの削除値(量)が変わってきます。
基本的には10〜14くらいの数値で
調整することをオススメします。
ただし、注意する点があります。
数値を徐々に変更して
実際に聞いてどのぐらいノイズが除去されているか
確認する事が重要になってきます。
ノイズリダクションの左下にある電源マークの
スイッチをクリックするとオン/オフができますので、
スイッチをオンにした状態で
そのスイッチの右に▶がありますので
実際に再生してみてご自身の耳で聞いて確認して下さい。
全体の数値を上げすぎてしまいますと
音源が反響したものになってしまいますので
ノイズ調整は慎重にしっかり行って下さい。
ノイズリダクションでノイズ調整が完了しましたら
右下にあります適用をクリックして下さい。
ノイズ除去をする前よりdB値(縦軸)の幅が
小さくなっているのが確認出来ます。
以上でノイズ除去の編集が完了となります。
あとは、タブのファイルから保存を選択すれば
完了となります。
またはショートカットキーで
簡単に保存することが出来るので
覚えておきましょう。
Mac→command+S
Windows→Ctrl +S
このショートカットキーでも保存することができます。
保存したらAdobe Auditionを閉じて下さい。
ここで編集途中だったPremiereProに
戻って見るとAuditionで編集したノイズ処理が
自動で反映されており
タイムラインパネルの音源クリップが
緑色に変化しているのが確認出来ます。
まとめ
このノイズ処理とおすすめエフェクトを
覚えておくだけでクリアで綺麗な音源に
することができますので
実際にやってみて下さい。
福岡や静岡を中心に全国展開している株式会社iHoldingsで
映像制作、楽曲編集なども行っていますので
もしご興味がある方は気軽にご相談ください。