
前回は、部屋の中での撮影で気を付けること【屋内編】を紹介しましたが、今回は【屋外編】となります。
屋内以上に自然の影響も受けやすい屋外、気を付けたいことは多くなります。
ただ、難しいことはなく、一度覚えておくと必ず今後にもつながるものですので、ぜひ覚えていってください。

撮影場所をしっかり考えるべき
撮影している場所が私有地や公共の場所でも撮影許可がない場所などで撮影してしまうと、もうそれだけでNGとなり動画をアップできなくなってしまいます。
ご存じの通り、動画をYouTubeなどインターネットを介してアップをしてしまうと、大げさにいえば全世界の人が見られてしまうわけなので、撮影許可がないところでの撮影はもってのほかです。
「関係ない人が入っていないか」「光は適切な量か、逆光になっていないか」「周りの音がうるさくないか」など、しっかりと確認してから撮影を行うようにしましょう。
どうしても見やすい、多くの人が見てくれる動画を作ろうと、このことばかりに目が行ってしまうと、上記のような注意事項を怠りがちになってしまいますので注意したいですね。
撮影許可はいらないか確認
上記と付随していますが、その撮影場所が撮影許可のいらない場所なのか、撮影許可など考えず、どこでも撮っても大丈夫だろうと考えたら大きな間違いです。
せっかく頑張って撮影したのに、撮影許可を取れていなかったばかりに、「動画を消してください」と言われてしまうことも。撮影禁止の場所でカメラを回していたら、訴えられてしまう可能性だってあるのです。撮影許可を取らないのは、リスクが高すぎます。
カメラを動かしすぎない

つい臨場感のあるアクロバティックな動画を撮ろうとするとカメラを動かしがちです。
カメラの位置が定まらずに動かしすぎてしまうと、焦点が合わずにブレブレの動画が撮影されてしまいます。編集時に気づいたらボツになってしまうでしょうし、そのままアップしてしまったら酔いそうと苦情ものになってしまいます。
まず、動画撮影をするときのポイントとして挙げられるのが、カメラを動かしすぎないこと。手でカメラを持って撮影するのなら、手首をしっかりと固定。止まって撮影するのなら、三脚や一脚を使って安定した撮影を心がけましょう。
初心者はズームを多用しない
初心者でもプロ並みのテクニックを要したくてズームは使いがちですが、ズームは映像がブレがちになってしまいます。ズームインして、ズームアウトして、ズームインして、ズームアウトして……と何度も被写体とのキョリが変わると、見ている側は酔ってしまう可能性がありおすすめできません。
あくまでも視聴者の方が見やすいという視点で撮影して、自分視点ばかりにならないようにしましょう。
カットをこまめにする
撮影時にカットをこまめにすることで、視聴者は画面がコロコロと切り替わるので見飽きることなくしっかり見てもらえるようになります。
例えば、ブツ撮りや景色の撮影をするときは、5秒ほどにしておくとちょうど良いとされています。YouTubeなどでは飽きるとすぐに消してしまう傾向があるので、尚更注意したいところですね。