今回は、
【Cubaseで作曲するのが初めて】
という方の為に、
Cubaseで作曲する手順を
一から解説していこうと思います。
作曲するためのソフト(DAWソフト)は
多くの種類がありますが、
パソコンで作曲をするのに
必要な機能は限られてきますので、
ここでCubaseの扱いに慣れれば
他のDAWソフトに乗り換えた時、
すぐに使いこなせるようになります。
しっかりと覚えておきましょう。
プロジェクトを立ち上げよう
まずはプロジェクトを作成します。
最初に作成する為のウィンドウが
出ていればいいのですが、
出ていなかった場合、
ウィンドウを表示させる
方法は2つあります。
1つ目は、
上のメニューバーの【ファイル】から
【新規プロジェクト…】を選択します。
2つ目は、
【command(⌘)】+【N】で表示できます。
ウィンドウが表示されましたら
最初の設定をしていきましょう。
1.プロジェクトのダウンロード先を決める。
2.プロジェクト名を決める。
3.空のプロジェクトを作成する。
ダウンロード先は、
自分の好きなところで構いません。
ですが、全てデスクトップに
保存したりしていまうと、
今後多くの曲を作っていった時に
画面がファイルでいっぱいになってしまいます。
そうならない為にも、
あらかじめ【作曲】等といった
わかりやすい名前で
ファイルをまとめておきましょう。
プロジェクト名は基本的に
曲のタイトルにしてあげると
いいと思います。
ですが、曲の作り始めに
既に曲名が決まっているという事も
少ないと思いますので、
曲のテーマなんかを
プロジェクト名にしてあげても
わかりやすいと思います。
トラックを追加しよう
空のプロジェクトが作成できたら、
次は【トラック】を追加していきます。
【トラック】とは
オーケストラなどで言う
座席のようなもので、
オーケストラでは、
席を用意して
そこに楽器を配置していく事で
一つの編成が出来上がって
それぞれが同時に演奏する事で
一つの楽曲になりますよね。
それと同じで、
打ち込みで楽曲を制作する場合も
トラックを作成して
そこに楽器などの音を登録する事で、
一つの編成が出来上がり、
再生して全てのトラックを
同時に演奏させる事で
一つの楽曲が出来上がります。
その【トラック】の作成方法ですが、
これも作り方が複数あります。
まず1つ目は、
上のメニューバーの
【プロジェクトを追加】から
任意のトラックを選択します。
2つ目は、
画像で囲ってある範囲で
マウスの右クリックをして
任意のトラックを選択します。
ここでは
打ち込みをする上で
よく使うトラックだけ
ご紹介します。
【インストゥルメントトラック】
→プラグインを選択して
音程などを入力する事で演奏させる為のトラック。
【MIDIトラック】
→一つのプラグインで
複数の楽器を出力したい時に
必要となるトラック。
【テンポトラック】
→曲の途中でテンポを変化
させたい時に必要となるトラック。
【拍子トラック】
→曲の途中で拍子を変化
させたい時に必要となるトラック。
打ち込み入力で作曲をする場合は
これらのトラックを使う事になるかと思います。
また、ギターの音色というのは
打ち込みで再現するのは
非常に難しく、
【Audioトラック】を作成して
実際に演奏して録音する
という形になります。
トラックの説明を一通り見て
気づいた方もいるかと思いますが、
打ち込みで曲を一から作る場合、
一番多く使うものが
【インストゥルメントトラック】です。
そしてこのインストゥルメントトラックは
別の方法で作成する事ができます。
別にどの方法で作成しても構わないのですが、
私は普段この方法でトラックを作成しているので
一応ご紹介しておきます。
画像にある通り、
編集画面右側にあるボタンを
クリックするだけです。
ここからプラグインを選択して
インストゥルメントトラックを
作成する事ができます。
慣れの問題になってくるかと思いますので
お好きな方法でトラックを
作成してみてください。
インストゥルメントトラックを
作成する場合、
プラグインを選択しなければ
トラックの作成が完了しません。
【インストゥルメントなし】という
枠をクリックする事で、
プラグインの選択ウィンドウが
表示されますので、
お好きなプラグインを選択してください。
「どれを選んでいいのかわからない」
という方はとりあえず、
【HALion Sonic SE】というプラグインが
色々な音がまとめて入っているので
オススメです。
選択が完了しましたら、
【トラックを追加】してください。
そうするとプラグインの
ウィンドウが表示されます。
左側の【▼】で音色を選ぶ
ウィンドウが表示されますので、
お好きな音色を選んで、
ダブルクリックしてください。
読み込みが完了したら
プラグインのウィンドウは
閉じて構いません。
最後に入力する為の
スペースを作ります。
画像にあるツールの
【ペン】を選択します。
又は、マウスの右クリックを
長押ししているとツールを
選択できますので、
それで変更しても構いません。
マウスポインターが
ペンのマークになりましたら、
作成したトラックの右隣のウィンドウで
ドラッグします。
ブロックが作成できたら
そのブロックをダブルクリックするか、
下のタブから【エディター】を選択します。
これで打ち込み入力していく
準備が整いました。
あとは入力したい音程の場所で
ダブルクリックするか、
先ほどのようにペンツールで
ドラッグして入力します。
入力した後、横の端をドラッグすれば
音の長さを調整できるので
どんどん入力して
あとから微調整していきましょう。
これで最低限
曲を作る為の準備は完了です。
あとはあなたの思うままに
音を組み合わせていってください。
まとめ
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。
一つの作業をする為に
いくつかの方法があるというのは
最初は混乱するかもしれませんが、
あなたのやりやすい手順を見つけて
快適な作曲環境を
作っていってください。
最後に、音楽について
何か気になるような事がありましたら、
気軽にコメントをしてください。
よろしくお願いします。